調査品質を落とさずに費用を押さえるには?
出すべきところでお金をケチると調査が失敗して痛い目に遭います。
そうではなく、調査品質を落とすことなく費用を節約するコツを集めました。
浮気調査の場合
POINT 1 勝負日を絞り込む
調査費は調査日数に比例してかかりますから、浮気をしているだろう日を絞り込めれば、費用は抑えられます。
配偶者の様子をこまめに記録していると、推定できることも多いです。
例えば月曜はいつも帰りが遅く、他の日はそうでもないのに帰宅するとすぐに入浴したがる、といった場合。
月曜の逢引が多く、女性の臭いを消したがっているのかもしれません。
自分でわからなければ記録を見せて相談すれば、経験豊富な探偵が勝負日を提案してくれます。
ただし、小規模な探偵社では勝負日に動ける探偵が足りなくて、調査不能となることが多発します。
せっかく勝負日を絞り込んでも、いつまでたっても調査実行できないということもありえます。
浮気は探偵社の都合に合わせて行われるわけではありません。
依頼者の都合に合わせてくれる、人員に余裕のある探偵社を選ぶことをお勧めします。
POINT 2 警戒度を上げさせない
対象が「尾行調査されているのでは?」と警戒し始めると、調査が非常に困難になります。
ちょっとでも気配を感じると慎重になって逢引を中止したりします。
歌手・俳優の福山雅治は、独身時代に尾行車を振り切る芸能界一の技を発揮していました。
少しでも怪しいと思うと路肩に車を停めて追い抜かせ、一方通行の細い路地をくねくね移動してパパラッチを振り切ったそうです。
警戒度を挙げた浮気人も同じことをします。
ウィンカーと逆の方向に曲がったり、攪乱行動も増えます。
エレベーターで上がって非常階段を駆け下りるということも実際にやる人がいます。
とにかく警戒度を上げてしまうと尾行も隠し撮りのために接近することも、とても難しくなります。
発覚を避けるために尾行要員や車両もたくさん必要になりますし、浮気頻度も減るので調査期間も長引きます。
警戒度を上げてしまうと、調査費用もどんどん膨らんでしまうのです。
ポイントは、普段と違う様子を一切見せないことです。
普段は聞かない予定を尋ねたり、普段より冷たいのも普段よりやさしいのもダメです。
POINT 1 では配偶者をよく観察して勝負日を絞り込むようアドバイスしましたが、あくまでさりげなく観察できる範囲にとどめてください。
自分で調べようとしすぎないでください。
例えば、携帯やパソコンを調べると触った痕跡が残る場合があるので、絶対やめてください。
POINT 3 調査失敗して「旧現場」にしない
過去に調査に失敗してのやり直し調査を「旧現場」といいます。
旧現場にしてしまうと、対象の警戒度が上がり、先ほど述べたように調査コストも上がります。
旧現場にしないこと、つまり、最初に選んだ探偵で必ず調査を成功させることが大切です。
安さに目を奪われて調査力を吟味しないで探偵を選び、調査失敗する。
旧現場になってやり直し調査の費用も上がり、トータルで大金を使ってしまう。
そんなことになっている人も少なくありません。
探偵は価格を検討する前に調査力が前提だということを忘れないでください。
家出人捜索の場合
POINT 1 出来るだけ早く依頼する
家出から時間が経つほど、探すのは困難になっていきます。
家出の直後は、家に残していった物に手がかりがあることが多く、短期集中で探すと見つかることが多いのです。
時間が経つほどに、それらの手掛かりは風化し、探す当てがなくなっていきます。
また、仕事に行き詰まって家出した男性のように、自殺リスクの大きいカテゴリーも早期依頼が肝要です。
実際にそういうこともあるのですが、死体になってみつかったのでは、探偵費用は全部ムダです。
POINT 2 家出人の情報を全部出す
家出人の部屋に残された物やパソコンの履歴などに、行き先のヒントがたくさん含まれています。
そのため、探偵はまずそういうものを検証します。
場合によっては、他人に見られたくない物や、知られたくない事実もあるかもしれません。
しかし、隠したりせずにひとつ残らず探偵に見せるようにしてください。