興信所もインターネットの時代
ここでは興信所がどうやってお客さんを集めているかについて説明しましょう。
かつての「3種の神器」
インターネットの普及以前は、興信所の集客手段は「タウンページ・看板・チラシ」の3つで、興信所の「3種の神器」とも呼ばれていました。
特にタウンページの比率は大きく、目立つ場所に大きな広告を出すために、1000万円台の費用を投じていたものだそうです。
今や主流はインターネット
しかし、21世紀に入って集客手段は完全にインターネットにとってかわられました。
今やインターネットが80%で、タウンページは10%、チラシと看板は5%ずつくらいの感じです。
自社HPのSEO、アフィリエイターの利用、リスティングなど、具体的手法はいろいろありますが、とにかく検索エンジンからの集客が重要になっています。
リピートや口コミはない
ちなみに「リピートとか口コミはどうなのか?」についても触れておきましょう。
他の商品・サービスなら、とても重要ですが、興信所にはそれはありません。
興信所の仕事は、浮気調査や家出した家族の捜索、結婚相手の調査などですから、利用は一生に1回あるかないかです。
浮気調査で複数の興信所を利用する人はいますが、それは最初に悪徳業者に引っかかって調査をやりなおす場合なのです。
興信所にリピーターは存在しないといっても過言ではありません。
そしてどれも人に知られたくない依頼ばかりですから、興信所を利用したことを他人に話す人もいません。
だから、レベルの高い興信所も口コミで評判が高まって…ということはないのです。
逆に悪徳業者の悪口も広まりにくいです。
依頼時に人に知られたくない秘密を知られてしまっているため、仕返しが怖いからです。
…というわけで、利用者による情報が皆無で、ネットやタウンページで見つけて、十分中身がわからないまま頼むしかないというのが、興信所の現実でした。
このサイトは興信所への取材に基づく客観的情報を提供して少しでも事態を改善したいと考えて作っています。