【浮気調査や人探しを探偵に頼むときの相場とお金の面での注意点】

調査料金のすべてを教えます! T

興信所・探偵社の仕事と料金の情報サイトです。

 

大手興信所数社と探偵マッチングサイト運営会社への取材に基づく、信頼性ある情報です。

 

このサイトでわかること
  • 興信所に頼める仕事と料金相場
  • 費用と品質の判断基準
  • 費用を抑えるコツ
  • よくある料金トラブル
  • おすすめの興信所

 

興信所の相談室

【興信所の相談室(原一探偵事務所)】

最有名・最大手興信所の相談室の様子。相手のオフィスに出向けば、清潔感や対応ぶりが確認できる。

 

おすすめの興信所リストはコチラ

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調査の種類と料金相場

浮気調査報告書サンプル

【浮気調査報告書(サンプル)】

浮気デートの様子が写真入りで時系列に整理された、浮気調査の成果物。ラブホテル出入りなど、決定的シーンが含まれていないと意味がない。

 

興信所・探偵社の仕事は、全国どこでも浮気調査7割・人探し2割・その他1割くらいです。

 

料金の相場感をざっくりつかんでみましょう。

 

浮気調査

費用の相場

3~5日間の調査で

 

総額 35万円~60万円くらい

 

ざっくりしすぎと思うかもしれません。

 

しかし、必要な探偵・車の数、日数などは案件ごとに違います。

 

1日当たりの費用の相場というのも一概には言えません。

 

例えば、ラッシュアワーや祭りデートのような人混みの中の尾行では、探偵の数に余裕を持たないと見失う危険があります。

 

逆に極端に歩行者や交通量が少ない状況で尾行する時も、途中で人や車を替えないと感づかれます。

 

過去に調査がバレて警戒している相手を追う時も、途中で交代を頻繁にしないと発覚します。

 

渋滞が予想される場合や細い道が入り組んだ地域の車両尾行では、機動力に富むバイクもチームに加えておくべきです。

 

このように、1日当たりに必要な探偵・車の投入数は案件ごとに変わるのです。

 

少なくともまともな技術を持った探偵社に頼めば、最低でも1日10万円くらいはかかると考えてください。

 

また、着手金や探偵の人件費など、費用の一部を比較して選ぶのも危険です。

 

探偵の人件費は安いが諸経費が高いとか、最初に提示される調査料金は安いが後日の「実費精算」が巨額という例も多いのです。

 

大事なのは総額です。合計いくらになるのか、です。

 

だから細部にとらわれず、ざっくり総額で捉えて、後は信頼感で選ぶ方が正解なのです。

 

費用節約のコツ

調査日を絞りこめれば、総額は安くなります。

 

探偵や車の投入数をケチって失敗の確率を上げるより得策です。

 

投入数については、むしろ調査開始後に勝手に追加しないよう話し合っておくことです。

 

相手の警戒度を上げると、探偵の増員が必要になり、日数もかかり、費用が倍増します。

 

普段と違う様子を見せたり、自分で調べようとしすぎて勘づかれないことが大切です。

 

一見お得な成功報酬は「何をもって成功とみなすのか?」をしっかり確認しないと危険です。

 

鮮明な証拠写真が撮れてないのに、「浮気は判明したから成功」と言ってきたりします。

 

家出人捜索

費用の相場

50万円くらいから。

もっと安く引き受けるところもありますが、遠方で目撃情報等が出た場合のことも考えておくべきです。

 

全国に自社拠点がある興信所でないと、多額の出張費を追加請求される危険性があります。

 

例えば、東京の家出人の行き先が沖縄や北海道と判明した場合。

 

東京のローカル探偵に探しに行かせた場合、出張経費は相当な金額になります。

 

捜索の方向性を決めて人海戦術でローラー調査をかけ、見つからなければ次の方向性で探す。

 

家出人捜索はそのことの繰り返しなので、探偵の人数が必要な調査です。

 

だから、お金は浮気調査よりかかると思ってください。

 

費用節約のコツ

時間が経つほど足取りは消えて調査が長引くので、まず早めに頼むことです。

 

あと、家出人の情報をできるだけ多く提供することです。

 

例えば、探偵が家出人の部屋を見たがったら、汚くても見せること。

 

手がかりが多いほど、早期発見の確率が上がり、費用も抑えられます。

 

浮気調査より成功/失敗がわかりやすいので、成功報酬方式もなじみます。

 

結婚調査

費用の相場

部分的調査 40万円位~

フルコース 200万円位~

 

昔は結婚調査といえば相手の家柄などを調べるものでしたが、今は相手本人の素行調査の方が主流です。

 

「渋谷のIT企業勤務らしいが、実態がわからないので調べてほしい。」という依頼が異常に多いそうです。

 

この場合、調査方法は浮気調査と同じ尾行&隠し撮りになり、料金も同様になります。

 

親や実家の様子について調べる場合、手法は聞き込みになります。

 

戸籍情報を調べることや、出身地が過去に被差別部落とされた土地だったかどうかなどを調べるのは、今日では違法です。

 

費用節約のコツ

何もかもガッツリ調べたら、軽く200万円を超えます。

 

当人に疑いを持っているので、普段の生活を調べて裏を取りたいのか?

 

当人は悪くない感じだが、親がまともな人でない感じがして心配なのか?

 

一番気になることに絞り込んで調べるのがコスパのよい節約法です。

 

その他の調査

上記以外の調査は依頼件数も少ないので、ケースバイケース感が強くなります。

 

  • ストーカー調査
  • 素行調査
  • 企業関連調査
  • 子供の見守り調査
  • 盗聴器発見

 

何をやるにしても1日10万円くらいは最低でもかかると考えてください。

 

ただし、盗聴器の発見・除去は数万円程度からできます。(家の広さで値段が変わる)

 

おすすめの興信所リストはコチラ

 

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おすすめの探偵社

ここではお勧めできる興信所を紹介します。

 

原一探偵事務所

原一本社ビル

【原一探偵事務所・本社ビル】

自社ビルを持つ探偵社は極めて稀

 

オールラウンドな調査のデパート

零細探偵社は浮気調査しかしない・できないところが多いですが、ここは多種の調査に精通していて、それぞれの専用ページを設けています。

 

浮気調査行方調査結婚調査ストーカー調査いじめ調査墓地探し相続人探し嫌がらせ調査素行調査妻の浮気調査企業調査

 

POINT

調査力は業界トップ!

 

途中で何が起きても最初に決めた料金でやり遂げてくれる安心感

 

探偵業界で、数社しかない全国展開大手の筆頭です。

 

原一探偵事務所の特長
  • 創業47年・解決件数10万件
  • 全国展開(北海道~九州 18拠点)
  • テレビへの露出が多く、有名
  • 調査車両100台以上+バイク多数
  • 警察と同レベルの無線環境
  • 多様な調査に対応可能

 

TBS「犯罪列島」での結婚詐欺調査

【TBS「犯罪列島」での結婚詐欺調査】

 

調査力はトップレベル

探偵は仕事に誇りを持っており、最高の結果を求めるプロ意識が強い人が多い。

 

2015年以来通算7度の取材でそれを強く感じました。

 

装備もスキルも業界最高峰で難しい尾行も得意としています。

 

尾行が困難なターゲットも得意
  • 過去に調査がバレてひどく警戒している相手
  • 車・新幹線・飛行機などで何百kmも移動する相手

 

全国に土地勘のある探偵がいるので、人探しもここがおすすめです。

 

探偵の人材豊富なハライチ

【探偵の人材豊富なハライチ】

 

原一探偵事務所の料金
  • 最初に総費用を決めて契約
  • すべての経費もそこにコミ
  • 追加請求は一切なし

 

費目は下記の2種類だけ。

 

1.基本料金: 4万円
 (下記50%offクーポンを使えば2万円)

 

2.調査料: 8万円 (×探偵人数)

 

諸経費清算、成功報酬等はなく、上記2費目以外の請求はありません。

 

上記2費目に含まれている費用
  • カメラ・ビデオ等の機材費
  • 車両やバイクの使用費
  • ガソリン代・駐車料金・高速代実費
  • 電車やタクシーの交通費実費
  • 報告書作成料

 

相手が想定外の大移動をして多額の交通費がかかっても追加請求はありません。

 

途中で予想外のことが起きても、契約時に決めたお金だけで最後までやり遂げてくれます

 

100台以上の調査車両を保有

【100台以上の調査車両を保有】

 

1回目の訪問時のインタビュー抜粋

私: 想定外の事態にも追加請求がないのは本当ですか?

 

探偵F氏: 本当です。例えば、怪しまれたら無条件に探偵や車を替えますが、それは請求しません。

 

予想外の大移動も追加請求せず、最後まで追います。

 

その調査は赤字になる可能性もありますが、その種のイレギュラーはたまにしか起きないので大丈夫なのです。

 

ただ、海外までは同じ料金で追うのはご容赦いただいています。(笑)

 

(2015年4月10日大阪支社にて)

 

調査力の高さと追加請求のない安心感から原一を選ぶ人は多いです。

 

調査機材の充実度も業界トップクラス

【調査機材の充実度も業界トップクラス】

 

全国18拠点

札幌/仙台/高崎/千葉/埼玉(川越・大宮)/東京(日本橋・新宿)/横浜/静岡/名古屋/大阪/神戸/岡山/松山/広島/福岡

 

基本料金半額クーポン

クーポン

 

今、原一探偵事務所が当サイトの読者にお得な割引クーポンを発行してくれています。

 

上のクーポンを見たというだけで、基本料金が50%オフになります。

 

ただし、電話番号がクーポン識別番号を兼ねているので、下記の電話番号でないとクーポンが効きません。

 

無料相談(365日24時間)や依頼は、下記リンクをご利用ください。

 

フリーダイアル: 0120-50-2004(割引クーポン有効番号)

(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)

割引クーポンが有効な原一探偵事務所のサイトはコチラ

 

総合探偵社クロル

総合探偵社クロル 大原代表

 

【総合探偵社クロル 大原代表】

 

POINT

大手のベテランたちが業界変革の理想を掲げて立ち上げた新興探偵社です。

 

コロナ禍中の起業でしたが、すでに全国展開を果たしています。

 

ユーザーファーストで、手応えを確かめながら調査を進められる「段階的調査」など、新機軸を打ち出しています。

 

クロル探偵社の取材記事

 

無料相談&割引情報

本サイトの読者に対してクロル社はクーポンを発行してくれています。

 

クロル社クーポン基本料金4万円が無料に

 

メールやLINEでのご相談の際はクーポン「DT-11」を記入いただくと、基本料金が無料になります。

 

クロルの無料相談はコチラ(24時間365日)

 

下記番号での電話ご相談は自動的にクーポン適用となります。

 

フリーダイアル: 0078-6014-1009

 

HAL探偵社

ハル

 

POINT

限られた予算で確実に結果が欲しいならココ

 

「調査力+低料金」をアピールする大手探偵社です。

 

調査内容を一番大事な部分に絞り込むことでコストダウン!

 

その分価格を下げており、大手では最安水準です。

 

予算がかなり限られている方は、こちらを当たってみてください。

 

明瞭価格の提示と後払い制

料金は、調査前に見積もりを出した上での後払い制です。

 

見積もりには諸経費がすべて含まれているので、後からもめることがありません。

 

追加料金は一切ありません。

 

見積もりに含まれる経費
  • 探偵の人件費
  • 調査機材費(テープやGPS)
  • 報告書作成費(DVDや書類)
  • 調査車両料金(車やバイク)
  • その他諸経費

 

以上のような経費をすべて含めた調査時間ないし日数分の合計費用を提示してくれます。

 

料金表
 浮気・不倫調査  1時間 6,000円~
 結婚前調査  1案件 300,000円~
 GPS調査  2日 9,800円~
 盗聴器発見調査  1案件 25,000円~
 企業・個人信用調査  1案件 30,000円~
 家出・行方調査  1案件 120,000円~
 ストーカー・嫌がらせ調査  1案件 30,000円~

 

全国11拠点

東京/横浜/埼玉/千葉/名古屋/大阪/神戸/京都/岡山/広島/福岡

 

フリーダイアル 0120-195-913

(※スマホからは上記番号をタップしてかけられます)

HAL探偵社の公式ページはコチラ

 

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中堅探偵マッチングサイト

大手でなく、中堅の探偵社を探す場合はマッチングサイトを使うことです。

 

探偵社は届出をしている業者だけで5,600社以上あり、ほとんどが個人・零細企業です。

 

届出をしていない違法業者を入れるともっとあり、その中には悪徳探偵もいっぱいいます。

 

宣伝上手だからといって、技術や誠意があるとは限りません。

 

つまり、玉石混淆の探偵社を広告の印象だけで選ぶと、とんでもないハズレに当たる危険が大きいのです。

 

マッチングサイトを使えば、審査を通った探偵社の中からあなたのニーズに一番合う会社を紹介してくれます。

 

探偵マッチングサイトは複数ありますが、一番おすすめなのは「探偵探しのタントくん」です。

 

タントくんのホームページ画面

【タントくんのホームページ画面】

 

マッチングサイト「タントくん」とは?

無料相談機能が充実

いきなり探偵を紹介せず、じっくり相談に乗ってくれる点がまず違います。

 

(もちろん、相談者が望む場合は即座に紹介してくれます。)

 

他のマッチングサイトは、相談段階から興信所に丸投げするところが多いです。

 

「浮気されてる気がするが、確信はない」というような人も大歓迎とのこと。

 

「興信所に頼むとはまだ決めていない」人もOK。

 

興信所について情報収集するにも最適です。

 

売り込んでこないので、気持ちも楽です。

 

電話をかけるのがが怖い人にはメールフォームもあります。

 

365日24時間対応で、完全無料です。

 

優秀な中堅探興信所をセレクト

登録しているのは、調査員15人以上の中堅社。

 

10数条の基準に従って審査し、面接までした上で選別しています。

 

世の中に興信所は5000社以上もあり、自社情報を公開していない会社がほとんど。

 

自力で良心的な中堅を探すのは不可能です。

 

そういう意味で非常にありがたいサービスと言えます。

 

無料相談の結果、ユーザーが希望する場合のみ、興信所を紹介してくれます。

 

相談者の住所のなるべく近くで、ニーズに一番合う会社を選んでくれます。

 

運営会社は信用できるところ

タントくんを運営しているのは、(株)スタイルエッジという東京のIT企業です。

 

弁護士・税理士などの士業のコンサルティングとWebマーケティング支援が専門。

 

2008年設立で社員も100人以上いる、しっかりした会社です。

 

紹介してくれる探偵社の費用相場

浮気調査なら、調査日数3~5日で

35~60万円 くらいが多い

 

(スタイルエッジ社スタッフの回答)

 

費用は契約した場合のみ、その興信所に対してのみ発生します。

 

タントくんは興信所から手数料を徴収している営利事業で、相談者からは料金を取りません。

 

 

365日24時間対応

フリーダイアル: 0120-143-013

 

下記サイトにはメールフォームあり。電話が苦手な人はどうぞ。

探偵さがしのタントくんはコチラ

探偵の費用を深く考える

調査車両とバイク

【車両の充実も重要(原一探偵事務所所有)】

郊外・地方では徒歩尾行より車両尾行の方が圧倒的に多い。
装備の貧弱な探偵社は失敗しやすい。

 

ざっくりした相場がわかったところで、引き続き浮気調査を例にもう少し詳しい説明をします。

 

ここをよく理解してから頼まないと大変な目に遭う可能性があるので、注意して読んでください。

 

浮気調査の費用判断の重要ポイント

1.調査品質とのバランス

明快な証拠が取れない調査なら、安くても意味がない。

  • 証拠写真の品質は、探偵社によって雲泥の差がある。
  • 間違いなく夫(妻)と識別できて、浮気以外あり得ない写真か?
  • 人物の顔が不鮮明とか、明確に男女関係と断定できず、言い訳の可能な写真ではないか?
2.総額はいくらか?

費用は最初の提示額だけではないことが多い。

  • 調査費用と別に請求される「実費」が巨額になる探偵社が多い。
  • 最初の調査費用が安くても、「実費」を含めた総額はその何倍にもなることがある。
  • 「成功報酬」は「何をもって成功とみなすのか?」をよく話し合っておくことが大切。
  • 依頼者は「失敗」と思ってるのに、探偵社が勝手に「成功」として成功報酬を請求してくることがある。
  • 最初の提示費用でなく、総額がいくらぐらいになるかで判断しなければダメ。
3.追加調査は不要か?

最低限必要な調査結果が何か理解しているか?それは最初の調査だけで得られるのか?

  • 調べるうちに追加調査が必要になることはあるが、わざとそう仕向けている探偵社がある。
  • 安いが不完全な調査をまず買わせて、完成させるために次々に追加調査を買わせる。
  • 途中で別の業者に切り替えにくいので頼んでしまう人が多く、合計額は最初の見積もりの何倍にもなる。

 

ひとつずつ詳しく説明していきましょう。

 

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POINT 1 調査品質とのバランス

隠し撮りカメラ

【隠し撮りビデオカメラ(原一探偵事務所提供)】

探偵の腰もとにカメラのレンズがのぞいている。WiFiでスマホに画像を飛ばし、スマホを見るフリをして画角調節できる。

 

 

浮気調査で大切なのは間違いない証拠写真が撮れるかどうかです。

 

証拠になるかどうか微妙な写真しか撮ってこれなかったら、調査は無意味です。

 

調査品質が一定以上でないと、いくら安くても無意味なのです。

 

証拠写真の品質については、下記の例を比較するとよくわかるでしょう。

 

調査品質とは?

高品質の例(原一の実例より)
  • ラブホテルで二人で部屋を選んでいる様子の接写写真
  • 道でキスしている二人の横顔の大写し
  • ビジネスホテルで同じ部屋に入るシーン(「仕事でホテルが同じだっただけ」という言い訳ができない)
  • 公園でセックスしている写真
低品質の例
  • ラブホテルから出てくるところだが、暗い上に横を向いたタイミングなので、顔がはっきり写っていない(「これは僕ではない」と強弁可能)
  • ラブホテルの前を、手はつながず並んで歩いているだけの写真(「ラブホテルの前を通っただけで、入ってもいない」と言い訳可能)
  • ラブホテルに自家用車が停まっているだけの写真(停めたのが誰かわからなければ証拠にならない)

 

高品質の例は原一探偵事務所で、私が取材の際に見せてもらったものです。

 

目に黒線が入ってプライバシー保護がかけられていましたが、サンプルではなく、実物でした。

 

ちなみに、この探偵社は組織的な品質管理をしています。

 

監査部という部門が品質管理をしていて、品質が低いと再調査を命令する権限を持っています。

 

一方、低品質の例で挙げたような写真をもらっても、相手に浮気を認めさせることはできない可能性があります。

 

まして裁判になってしまった時、自信を持って戦えるような証拠ではありません。

 

証拠不採用になれば、裁判に勝てないばかりか、弁護士費用も全部無駄になってしまいます。

 

つまり、低品質の調査なら、いくら安くてもやる意味がまったくないのです。

 

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低品質な探偵が低品質になる理由

低品質になる理由は複数考えられます。

 

その代表がGPSに頼った浮気調査です。

 

GPSに依存している探偵社

相場より大幅に安い探偵社は尾行をせず、ターゲットの車にこっそりGPSを取り付けて、PCやスマホの地図上で動きを追います。

 

ラブホテルでの停車が確認できた時に出動して、出待ちして撮る手法を用いています。

 

これによって人件費を削減し、低価格を実現しているのです。

 

しかし、急遽現場に駆けつけて一瞬のチャンスを狙う方法では、いい写真が撮れないことが多い。

 

また、ホテルに行くまでのデート過程の写真はなく、渡されるのは二人でホテルを出てくる一瞬の数枚の写真だけです。

 

さらに所在調査(不倫相手の住所を突き止めること)は、GPS頼みの探偵社では無理です。

 

GPSでは車の位置はわかっても、同乗者が下りる位置はわかりません。

 

GPSに依存した探偵は、基本的に尾行能力をまったく欠いています。

 

だから、車両尾行して不倫相手が下りる位置を確かめることも、下りた相手を自宅まで徒歩尾行することもできないのです。

 

人材の層が薄い探偵社

他には、探偵がすぐやめるのでスキルの高いベテランがいないため、低品質になる探偵社も多いです。

 

探偵は過酷な仕事なのに人を粗末に扱うブラック企業も多く、そういう会社では退職率が高いのです。

 

キャリア2~3年目の探偵にプロジェクトリーダーをやらせる探偵社も多いですが、人材層の薄い探偵社と見て間違いありません。

 

予算の上限があるのはわかりますが、そういう低品質な探偵社は避けないと「安物買いの銭失い」になってしまいます。

 

悪徳探偵社

さらにひどい場合は、最初からまともな調査をする気がない場合です。

 

お金さえ取ったら、後は知らない。

 

そんな姿勢の興信所もまだまだあるのです。

 

お金さえ出せば品質は保証される?

今の話で大幅に低価格の興信所を否定しました。

 

では、相場なみのお金を出せば、ちゃんとした調査をしてもらえるかというと、それも必ずしもそうではないのです。

 

例えば、高度な尾行スキルと装備を持った探偵社なみの料金を取っておきながら、安上がりなGPS調査で済ませる会社もたくさんあります。

 

普通の商品・サービスは価格と品質がおおむね比例しますが、この業界はそうではありません。

 

相場なみのお金を出さないと品質が得られないのは確かだが、お金を出せば大丈夫というわけでもない

 

「出したお金に見合う仕事ができる能力と責任感がある会社かどうか」は自分で見極めないといけないのです。

 

ここがユーザーにとって悩ましいところです。

 

それがこのサイトを作った理由でもあります。

 

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POINT 2 総額はいくらか?

張り込み用車両

【張り込み用車両(原一探偵事務所所有)】

郊外の張り込みに乗用車は目立つので、業務用車両も必要。ボディに穴を開けて望遠カメラが仕込んである。

 

調査の費目構成は探偵社によって違います。

 

多くの場合、最初に提示される調査費用以外に後日確定する請求があります。

 

調査費用には何と何が含まれていて、後日確定する費用はどれくらいになりそうなのか?

 

最初の提示額の高い安いだけで判断せず、「総額がいくらになるのか」をよく理解して選ぶ必要があります。

 

実費後日清算に注意!

調査をすると電車やバスの交通費、ガソリン代や駐車場代をはじめ様々な経費がかかります。

 

この種の経費は、いくらになるかは実際にやってみないとわかりません。

 

そこで経費の「実費」は調査後に清算して、別途請求するシステムを取っている探偵社が多いです。

 

それ自体は悪いことではないですが、この「実費」で想定外の大きな金額を請求してくる探偵社があるので要注意です。

 

「実費」が当初の調査料を上回り、合計額が最初思っていた金額の2倍以上になる場合もよくあります。

 

「実費」の中身を見ると、交通費やガソリン代だけでなく、車両使用費、撮影機材使用費、報告書作成費なども盛り込まれ、金額が膨らまされていたりします。

 

最初の調査費に何が含まれて何が含まれていないか、実費の費目は具体的に何と何か?

 

これを具体的に確認し、おおまかでいいので実費がいくらくらいになりそうか、事前に聞いておくことです。

 

この話を嫌がるようだと、後日請求でふっかけてくるタイプの興信所である危険性が高いので、契約は見送った方が賢明です。

 

成功報酬は「成功」の定義を明確に!

「成功報酬」もクセモノです。

 

調査失敗の場合は払わなくていいので、一見トクに思えますが、「何をもって『成功』とみなすのか?」について探偵とよく話し合っておく必要があります。

 

次の浮気調査は成功?失敗?
  • 異性と会っている写真は撮れたが、男女関係かどうかわからなかった場合は?
  • ラブホテル出を撮ったが、鮮明に撮れなかった場合は?
  • そもそも調査期間中に浮気などしてなかった場合は?

 

最近時々あるのがラブホテルに自家用車が停まっているだけの写真です。

 

これだけでも浮気をしているのは確かだが、人が写っていないのでパートナーがそこに行った証拠にはならず、無意味です。

 

「ホテルに行ったのはおまえじゃないの?」と言われたらおしまいだし、もちろん裁判の証拠には使えません。

 

この成果は「成功」なのでしょうか?「失敗」でしょうか?

 

また、調査期間中に浮気行動がなかったというケースは当然ありえます。

 

(もちろん調査期間外にしている可能性はあるので、浮気をしていないという証明にはなりません。)

 

探偵がターゲットの行動を最後まで写真記録したものを提示してくれた場合、実際に調査したことも、ターゲットが少なくとも調査中は浮気しなかったことも確かです。

 

これが「失敗」でお金を払わなくていいなら、探偵社は商売が成り立つでしょうか?

 

「検査の結果、病気が見つからなかったので診療費はタダです」という医者がいるかどうか、というのと同じです。

 

これに対して、人探しの場合は「成功」の定義はわかりやすいです。

 

探し人が見つかった場合(生死によらず)が成功です。

 

しかし、浮気調査の場合「成功」の定義がわかりにくく、むしろ最初から金額が決まっている方が揉め事が少なくていいように思います。

 

以上のように実費精算や成功報酬も含めて、その調査の合計金額がいくらになるのか?を見ないとダメです。

 

くれぐれも最初の提示額だけで判断しないように気を付けてください。

 

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POINT 3 追加調査は不要か?

デジタル業務無線

【デジタル業務無線(原一探偵事務所所有)】

チーム尾行を支えるのは、一対多通信ができて電波の途切れない、確実な通信手段。スマホではこころもとない。

 

調査を進めるうちにより深く調査したいテーマが派生してくることは確かにあります。

 

しかし、わざと不完全な調査を安く売っておいて、追加調査をせざるを得ない方向に仕向けるのは悪徳商法です。

 

そんな探偵もいるので、注意してください。

 

安いエサで釣られてカモになる例

目先の安さに目を奪われて、次々に追加調査を買わされ、最初の予算の何十倍も支払ってしまう人が多いです。

 

一例を書いてみたので、こんなことにならないように注意してください。

 

  1. GPS貸出だけなら数万円と言われ、安さに引かれて選んだ。
  2. 自家用車にこっそりつけてスマホの地図上で観察。ラブホテルに行ってることはわかったが、それがわかっただけでは何もならないことに気づいた。
  3. 探偵を派遣し、写真撮影するために調査料を追加で払った。
  4. 写真は撮れたが、調査報告書作成に別料金がかかると言われた。
  5. さらに車両代・ガソリン代から調査報告作成料まで、多くの費目からなる追加請求を受けた。
  6. 調査に支払った費用を合計してみると、100万円くらいになっていた。
  7. 成果は距離が遠くて不鮮明な写真が数枚。こんなことなら最初からそれなりの金額を払ってしっかりした探偵に頼めばよかった、と後悔した。

 

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興信所業界の概要

ここまで落とし穴の多い興信所の費用について多角的に解説してきました。

 

最後に、興信所・探偵の業界について簡単にまとめておきましょう。

 

零細企業メインの乱戦業界

探偵業の開業に必要なのは公安委員会への届出だけで、資格も免許も不要です。

 

それどころか、届け出さえしていない違法なモグリ探偵もたくさんいます。

 

探偵業法という法律がありますが、探偵業の資格や特権を定めた内容ではなく、業界健全化のためルールを定めた内容です。

 

届出数は平成25年度で5,670社もあり、法人(株式会社等の会社組織)は1/3以下、残りの2/3以上が個人業者です。

 

絶えず独立と廃業を繰り返しており、歴史の長い会社や全国展開の大手は非常に少ないです。

 

スキルや装備の貧弱な業者、悪徳業者も少なくありません。

 

ユーザーも勉強が必要

こういう業界なので、優良な業者を選択するためには、ユーザーも情報収集すべきです。

 

例えば、面倒でも相手のオフィスに出向いてみると、相手の様子が確認できるメリットがあります。

 

広告の印象がいいので、実際に行ってみたら、老朽化した雑居ビルに入居していて看板も出ていない、ということもあります。

 

煙草臭い、雑然としたオフィスで、身なりや言葉遣いのだらしない探偵に強引に契約を迫られることもあります。

 

あなたの重大な秘密を預けるのですから、それを人質に取られたら、消費者センターや警察に苦情を申し立てるのも難しくなります。

 

信頼できないと感じたら理由をつけて席を立ち、決して契約しないことをお勧めします。

 

大切なお金を無駄にしないために

何を頼むにしてもお金は数十万はかかり、あまり安い興信所にまともな仕事は期待できません。

 

しかし、お金さえ出せば仕事の品質が約束されるとも限らないのです。

 

心配な点は徹底的に話を聞いて、全幅の信頼を置ける相手を選ぶよう、肝に銘じてください。

 

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